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HAL_9000

メンヘラクソニートのおはなし

おかんとおとん

おかんは昔から僕の自傷行為も知っていたし不眠症も気づいていたと思う。拒食も。

おとんは自傷行為も知らない(今も知らない)し、軽い不眠症だろうぐらいにしか思ってなくて、拒食は知らない。

 

中2のときに飛び降り未遂はしたけれど、2人共、いじめがおさまればなんとかなると思っていたのかもしれない。結局いじめはおさまらずに僕は卒業式に出られなかった。

 

幼稚園から特定の所謂お友達のいない子だったけど、おかんは「おかんもそうやったから、いつか1人ぐらいできるから大丈夫」そう言って片付けていた。尚、特定のお友達はいないまま、今に至る。

 

大学をどうにか卒業して地元に帰ってきて数年、どんどん体も心も壊れていった。気づいているのは僕だけだった。目に見えないからね。おかんからすれば「痩せたな」ぐらいかな。

初めてお脳の病院に行かせてくれとお願いするまでに結局2年を要した。このままだと死ぬと思う、と。

どこがいい病院なのかもわからず、おかんもいっしょに調べてはくれないので自力で調べてみたけどそこは地雷だった。4ヵ月で通院はやめた。そこからまた何ヶ月か病院探しの日々を過ごす。全て1人で。おかんはまだそのとき、深刻には思っていなかったと思う。それこそそのうち治るとかね。

新しい病院ができることを知った僕はそこに賭けてみることにした。それが今通っている病院。初診日、診察室におかんも呼ばれた。せんせは前の通院中の話、普段の様子、飲んでも意味なかった薬、等々から僕は「双極性障害」であると判断した。

 

うつ病は治りますけど、双極性障害に完治はありません。」

 

あっさり言われたこの言葉、僕は「そっか。」ぐらいだったけどおかんはどう思ったんだろう。

「アスペルガー症候群からの二次障害ですね。何か引き金になることはありませんでしたか?」僕はいじめなのか両親の不仲が幼少時から続いていたことなのかどれなのか、正直今もわかってない。

おかんは聞き慣れない「アスペルガー症候群」とか「双極性障害」とかにただぼんやりしていた。

この間ようやくアスペルガーの本を読んで少しわかってくれたみたいだけど。

双極性障害の本は読みかけてそのままになってる。

 

自立支援やら手帳やら年金やらを申請することにようやく話が進んで、僕のいないところでおとんとおかんによる家族会議が開かれたらしい。

それもどうなの、って思うけど。

おかんとおとんはその時、一体どんな話をしたんだろう。僕は知らないまま。

 

手続きは徐々に進んで、とりあえず自立支援は確保。年金は暖かくなってくる頃に結果が出るんじゃないかと思う。

 

もし、おかんとおとんの心に僕のせいで影ができたとしたら、負担が増えたとしたら、僕は早急に2人から離れなければいけないと思っている。

僕は高齢出産の子供なのでおかんもおとんも、もうそんなに若くない。

できることなら負担は減らしてあげたい。

 

その方法を最近ずっと考えている。