HAL_9000

メンヘラクソニートのおはなし

ビビり。

雨降ってる音の方が落ち着く。

 

僕はなんとなく自分以外の人の感情に敏感、というか顔色を見破るのが得意。

顔色を伺いながら育ってきたからかもしれないけど、たまにはそれも役に立つ。

あの人なんとなく気がかりだな、とか。

だから例えば、その気がかりな人が散歩に行くと言えばとりあえずついて行ってみる。気がかりな人がごはんを作ってくれたらとにかく食べる。気がかりな人が話してくれるならおしゃべりをする。

それぐらいしかできないけど、帰りにその気がかりな人が少しでも笑ってると僕は少し安心する。

 

僕は朝方に眠り始める。

家族のみんなが無事に朝を迎えて起きたのを確認してから。

それは僕が怖がりだから。家族の誰も死んでないか確認しないと眠れない。

 

僕はとにかくビビりで心配性というか怖がりだ。

だから明日も気がかりな人は少しでも笑ってるか、家族みんなが無事生きているか、心配しながら一晩過ごす。

 

みんな、僕より長生きしろよ。