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メンヘラクソニートのおはなし

結婚ってなんだよ。

「結婚なんて一生しねえよ。」

2年前までの僕はずーっと小さい頃から言っていた。聞かれなくても言っていた。

僕が育った家庭環境はそんなに良いものではなくて(別居も経験したし)そもそも結婚というものに興味が無かった。

だから考えたこともなかったし、同級生が結婚しても「地獄だろーな」ぐらいに思っていた。実際、速攻で離婚してる同級生も多いしね。

それに僕の人生の目標のひとつに「僕の血を継ぐ人間は生み出さない」がある。

僕の一族は僕で終わり。これは今でも思っていること。

 

ただひとつ、揺らぐことができてきた。「結婚」について。

あの人は僕と「お付き合いをする」となった時に「結婚前提で」という話だった。だから一度、申し訳ないがお断りした。それでもあの人は「中途半端な気持ちであなたとお付き合いをするつもりはない」と引かない。

僕は人生で初めてそんなシチュエーションに陥ったのでどうしていいかわからない。

それに知り合ってまだ10日ちょっとだ。

頭がパンク寸前。

結局「よろしくお願いします。」が口をついて出た。

こんな流れであの人と「お付き合い」をすることになった。つまりその先に「結婚」がある。

 

2年経った今となってはあの人は結婚するのは当たり前であとはどのタイミングでするか、ということだけを考えている様子。

婚姻届ももう持ってるし。

当の僕はと言えば、いまだに「結婚」がよくわからない。

でもなんとなくこの人なんだろうな、とは思う。

「子供を産む気はないよ」と言っても「それは少し寂しいかもしれないけど、2人で暮らしていければ別にいいよ。」と返ってくる。

「結婚」ってなんなんだろ。「一緒に暮らす」だけではないのよね。

なんか、しがらみ的なものがあるんだろうか。今からいろいろ考えてるとめんどくさくなってくる。

 

結婚した人ってなんで結婚したんだろ。